テントの外で |
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| ヨセミテ渓谷も秋になると熊を見る機会が増えてくる。熊達は冬眠の為の栄養をつけるため、少しでも栄養のある物をも探しあちらこちらうろうろする。 時には昼間からキャンプ場をうろうろする。クライミングに行っていたら会わないけどね。 その日の夕食はに肉じゃがだった。友人のTはそこに卵を入れ、すき焼きです、と旨そうに食っていた。その卵、すぐにゴミ箱(鉄製のコンテナのような大型のゴミ箱、熊に荒らされようにゴミの投入口は狭く、鉄製の蓋付き)に入れたらいいのに、テントの横に放り出していた。まあこれも規則違反だけど。 夜、いい気持ち寝むり込んでいる我がテントの横、Tのテントから「おい」「おい」声はどんどん大きくなった(と思う)。 目ざめ、「どうした」と聞くと、「オレのテントの外に何か居る」 確かに何かを囓っている音がする 「熊かも、見てくれ」 オレのテントとTのテントは2メートルと離れていない。 「やだよ」とオレ。 「頼む、恩に着るから」 しぶしぶのぞいたら、それは熊は熊でも洗い熊。 Tに伝えると、突然元気になり、テントから飛び出て洗い熊を追い回しておりました。 教訓、ルールは守りましょう。
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2010年7月22日(木)03:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | あれこれ | 管理
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熊に会った話 |
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| 昔、オレはクライマーだった。高い所が怖い、ダイエットのできないへたれクライマーだが。そんなオレだが妙に行動力だけはあったようで、突然、当時クライマーの聖地であるヨセミテに行くことになった。まあ現地でもへたれで岩を登るよりビールを飲んでいる方がいいや、と日々ビール腹を育てていた。 ある日、ビールが無くなったので夜9時まで開いてるスーパーでビールを仕入れ、しかしテント場に着くまで待ちきれずにビール(ミラーが好きだった)を飲みながら歩いていると直径が2メートルもある北米松(正式な名前は知らない。杉や檜のように真っ直ぐな松で、松葉がなぜか三又)に真っ黒な動物がぶら下がっている。高さは3メートルくらい。 おお、あれは何だ、と近づくとどうやら熊のようだ。ヨセミテでは灰色熊(グリズリー)は絶滅しているので、黒熊のようだ。日本のツキノワグマに近い種類。でも体重は100キロ位ある猛獣なので襲われたら人間なんてひとたまりもない。 しかし、酔っている人間は怖さを知らない。すぐ近くで熊を見続けていると、「何をしてる」と聞いてくる白人さん達(そのキャンプはほぼ95%は白人だった、そしてほぼ100%命知らずのクライマーだ)、指さすと、皆一瞬ぎょっとした顔をするのだが、強がって「ああ、熊か」と近寄っていく。そんなこんなで50人近い人が集まってわいわいとなった。 熊も災難だ。さすがにびびったようで木のもっと高い所に登ろうと動き出した。たぶん焦ったのだろう、滑って木の根元に落ちてきた。ドスンとね。 周りに集まっていた自称命知らずのクライマー達は蜘蛛の子を散らすように逃げまとった。 熊もパニックになり、大きな音を立てながらもう一度ツリークライミング。今回は成功してかなり高い枝にぶら下がることができた。 それを確認した命知らず達は苦笑いをしながら、言い訳をしながらまた根元に集まってきた。きっと「クライミングで死ぬのは本望だが、熊に襲われて死ぬのはかんべん」とでも言っているのだろう。 その後、レインジャーのけっこう可愛い女性が来て、我々を追い払いまいした。
U.S.A.ナショナルパークハイキング案内
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2010年7月22日(木)01:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | レジャー・旅行 | 管理
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韓国人が作る日本料理 |
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| 中国雲南省麗江に「さくら」という名のカフェがある。今ではあちらこちらに進出し、「さくらグループ」となっている。たいしたものである。あちらこちらにお金をばらまいたのだろうなあ。公安とか市政府とか。 そのカフェができたのは95年頃だったと思う。「さくら」という名前だが経営者は中国人の夫と韓国人の妻。でも「さくら」としたので一応日本料理を出す、いや出さねばならんだろう。 店が開いて間もない頃、友人がコロッケを頼むと出てきたのはお好み焼き、それもキャベツが入っていないチジミのような一品。文句も言わず食べたのは次に来たときメニューにあるお好み焼きを頼んでみようと思ったから。数日後、わくわくしながら「さくら」に行きお好み焼きを頼んだら見事にコロッケが出てきたそうだ。 ちなみにその経営者夫婦は日本が嫌いです。オレは面と向かって言われました。
世界遺産と地域振興―中国雲南省・麗江にくらす
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2010年7月22日(木)00:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 料理 | 管理
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