思い出した |
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| きょうの「トレビア」を見ていて思い出した。
まだ伊丹空港が国際空港だった頃の話だからかなり前のことだ。フライトの時間が昼過ぎだったので昼飯でもしょうかと、空港内のレストランに入った。私ら夫婦が何を頼んだか忘れたのだけど、店内にいるほとんどの人が頼んでいるのはサンドイッチかカレー、せいぜいカツ丼くらいだった。 あ、思い出した。私らはビールを頼んだ。 これから行く香港に思いをはせ、ビールを楽しんでいると、墨染め衣を着た四人が入ってきた。一人は五十歳くらい、他の三人は三十歳前後だろう。座ったすぐに、年長のじじいが言った。 「ステーキとビール」 店内に居る客、二十数人の目線が集中するのを無視して、あるいは感じずに、四人は墨染めの衣装を着たまま、ステーキを齧り、ビールをあおった。若い三人はさすがに少々恥ずかしそうではあったが。 坊主、が肉や酒を楽しむなとは言わない。本当のところは、僧侶が肉食、飲酒、妻帯をするのはおかしい、少なくとも僧ではないと思っているのだけど、それは他の機会に書きたい。 墨染めの衣装を着ていながら肉食飲酒をし、他の人からどう思われても平気な時点で、宗教者として終わりだと思う。隠れて肉食飲酒するのも問題だろうけど、少なくともかわいげがある。 こんなおっさんが自分の檀家の前で偉そうに説教するんだろうなあ。 写真を撮っておくのであった。残念。
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2006年7月5日(水)23:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 宗教 | 管理
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