今日も旅天気
 
アジア大好き。共産党は大嫌い。
 



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香港にて

 少し前、今年の春節の頃、私ら夫婦は香港に居た。ゲストハウスにじっとしていても仕方が無い。でも特に観光名所を見ることの無い私ら夫婦は香港の町を歩くことが多かった。
 その時、前を六十歳くらいの日本人夫婦が歩いていた。その時の会話。
「なあ、吉野家で牛丼があったぞ。食べに行こう」
旦那が言う。その頃、日本の吉野家ではまだ牛丼が復活していなかった。
「何で香港まで来て吉野屋に行かなあかんねん」
嫁さんがかなり怒りながらご返事。旦那さんは黙り込んでしまった。
 後ろを歩いてた私達、
「うーん、どちらの気持ちもよくわかる」



2006年12月22日(金)01:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | レジャー・旅行 | 管理

カイラスへ3

 ラサからシュガツェまでは道路がいい。快適だ。始めの宿で日本人に会う。彼は日本の旅行会社のツアーに一人で参加して、私達とほぼ同じコースを行くようだ。一人で車やガイドを頼むと高くつくのだろうなあ。
さて、我々の予定ではカイラスに行く前にエベレストを見に行こう、やっぱり世界最高峰は見たい。昔、ネパール側から見たことはある。だから中国側からも見たい。
 しかし結果、天気は悪くどこからもその姿を拝むことはできなかった。山々は雲に覆われている。仕方がない、本来の目的であるカイラスを目指し、車に座り、食べて寝る数日間を過ごす。お尻が痛い数日間でもある。ただ風景が美しいので飽きることは無かった。日本では絶対に見ることができない景色だ。
 三日が過ぎた。座って美しい景色に歓声をあげ、写真を撮るだけの時間は終わった。カイラス山の麓の町に着いたのだ。カイラスコルラが明日から始まる。
チャータの車は時間的な余裕がない。本当はもっとゆっくりしたかったのだが、翌日にコルラを始めた。私たち夫婦にとっては二回目のコルラとなる。
 聖カイラス山、仏教、ヒンズー教、ボン教の聖地であるこの山の周囲、約五十キロを数日かけて歩く。
 河口慧海和尚も歩いている、最高海抜五千七百メートル、その時、空気の濃度は海抜ゼロの約半分だ。
 少々体がだるい。出発地のタルチェンという町がすでに海抜四千六百メートルもある。
 しかし歩き始めはけっこう快適だった。冗談も言えるような普通な山歩きだ。町外れから数頭の犬がどこまでも付いてくる。何か食べ物でももらえるとでも思っているのだろうか。うーん、コルラ(チベット仏教は時計回りで聖地を巡礼する)が終わって余っていたら魚肉ソーセージでもやるのだけど。   
 小さなタルチョのある峠を超える。チベット人は峠に旗をたなびかせるのが好きなようだ。実際は経典の書いてある布で、風が仏法を世界に広めてくれると信じられている。
 川筋に降りると、最近の雨のためか川が増水して、道がかなり悪い。足元が悪いと自分のペースで歩けないのでかなり疲れる。ほとんどに人はこの先まで車で来るので道はほとんど無い。



2006年12月22日(金)01:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | レジャー・旅行 | 管理


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