今日も旅天気
 
アジア大好き。共産党は大嫌い。
 



カイラスへ3

 ラサからシュガツェまでは道路がいい。快適だ。始めの宿で日本人に会う。彼は日本の旅行会社のツアーに一人で参加して、私達とほぼ同じコースを行くようだ。一人で車やガイドを頼むと高くつくのだろうなあ。
さて、我々の予定ではカイラスに行く前にエベレストを見に行こう、やっぱり世界最高峰は見たい。昔、ネパール側から見たことはある。だから中国側からも見たい。
 しかし結果、天気は悪くどこからもその姿を拝むことはできなかった。山々は雲に覆われている。仕方がない、本来の目的であるカイラスを目指し、車に座り、食べて寝る数日間を過ごす。お尻が痛い数日間でもある。ただ風景が美しいので飽きることは無かった。日本では絶対に見ることができない景色だ。
 三日が過ぎた。座って美しい景色に歓声をあげ、写真を撮るだけの時間は終わった。カイラス山の麓の町に着いたのだ。カイラスコルラが明日から始まる。
チャータの車は時間的な余裕がない。本当はもっとゆっくりしたかったのだが、翌日にコルラを始めた。私たち夫婦にとっては二回目のコルラとなる。
 聖カイラス山、仏教、ヒンズー教、ボン教の聖地であるこの山の周囲、約五十キロを数日かけて歩く。
 河口慧海和尚も歩いている、最高海抜五千七百メートル、その時、空気の濃度は海抜ゼロの約半分だ。
 少々体がだるい。出発地のタルチェンという町がすでに海抜四千六百メートルもある。
 しかし歩き始めはけっこう快適だった。冗談も言えるような普通な山歩きだ。町外れから数頭の犬がどこまでも付いてくる。何か食べ物でももらえるとでも思っているのだろうか。うーん、コルラ(チベット仏教は時計回りで聖地を巡礼する)が終わって余っていたら魚肉ソーセージでもやるのだけど。   
 小さなタルチョのある峠を超える。チベット人は峠に旗をたなびかせるのが好きなようだ。実際は経典の書いてある布で、風が仏法を世界に広めてくれると信じられている。
 川筋に降りると、最近の雨のためか川が増水して、道がかなり悪い。足元が悪いと自分のペースで歩けないのでかなり疲れる。ほとんどに人はこの先まで車で来るので道はほとんど無い。



2006年12月22日(金)01:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | レジャー・旅行 | 管理

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