今日も旅天気
 
アジア大好き。共産党は大嫌い。
 



共産党は嫌いです

中国に留学したのはもう10年以上も前のことだ。まったく中国語ができない状態で、それでもかなり頑張った、楽しい2年間だった。
 数ヶ月して少し話せるようになったら「相互学習」を始めた。これは留学生がよくやるのだが、中国語を学校以外で習ったらもちろん余分にお金がかかる。学校に払う授業料、寮費、物価の安い中国でもけっこうお金がかかるのである。それで日本語を学びたい中国人学生とお互いに語学を教えあうわけだ。
簡単に中国人の知人ができるメリットもある。
数人の中国人学生と「相互学習」をしたが、だんだんいやになってくる。教科書を読み、わからないことを質問する、これは問題はない。学生は中国語を教えるプロではないので文法がよくわからない、発音、アクセントを間違う(もちろんたまにだが)なんてのはご愛嬌。後に辞書で確認する。
学習が終わった後は雑談が始まる。もちろん中国語と日本語のチャンポンだ。よくわからない所は筆記ができるのは漢字文化圏。
 「相互学習」の学生、あるいは構内で知り合った学生達とたまに酒の席で色々話をした。
しかしだんだん雑談が苦痛になってくる。中国人学生(特に男性)の話すことは皆同じ。本当に同じ。自分の意見と他の中国人のと同じ、新聞と同じことに矛盾を考えない。もちろん彼らの意見は共産党の考えと同じなのは言うまでもない。
 その中に違う意見を言う中国人もたまに居る。私の経験ではひとつは本当に頭のいい人。これは全人口の5パーセントくらいかな。もうひとつは本人、家族、友人等が共産党にひどい目に遭った人達。これはけっこう多いと思う。他に中国人が居ない場所ではけっこう話してくれる。中国人が居たら絶対に話さないだろう。その中の一つ。話してくれたのは女性。
 「私のおじいさんは資本家でした。お金持ちでした。共産党は約束しました。政権を盗っても、財産を保障する。おじいさんは共産党に協力しました共産党が政権を奪いました。それで全財産を没収されました。私は共産党が大嫌いです」
彼女、今どうしているのだろう。

感動中国!




2010年7月14日(水)03:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 極東アジア | 管理

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