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中国では普通のことですが

 数カ月前の話だが、中国人の友人の母親が自宅で夕食中に倒れ、救急車で北京市内の病院に運ばれ、緊急手術することになった。

 その病院は「前金制」に徹しており、注射や点滴を受ける際、友人はまず医者からもらった伝票を持って会計窓口に走らなければならず、「支払い済み」のハンコがないと医師は絶対に薬を使わなかったという。

 手術は成功し母親は順調に回復しているが、「あの日、現金を持っていなかったら病院は何もしてくれなかっただろう」と話す友人には、病院に不満はあっても感謝の気持ちはない。

 病院側にも言い分はあった。せっかく治療を施した病人が病室から夜逃げし、手術代と薬代を回収できないケースが全国で多発しており、その対策だという。

 中国では医療保険制度が不完全で、農村からの出稼ぎ労働者たちは、ちょっとした手術でも自分の年収を超えてしまうような医療費を支払えないのが実態だ。病院の「前金制」は、経済的に恵まれない人たちから治療を受ける権利を奪う残酷なやり方とも言える。

 以前取材した20歳前後の湖南省出身の農民工から、「小さな病気なら仕事を休んで寝て治すが、大きな病気になったら運命だと思ってあきらめる」と、当然のように言われてショックを受けたことがあった。

 北京五輪や上海万博など世界の注目を集める華やかなイベントが開かれる一方、病気を治すという基本的な人権も保障されていない弱者が多くいる。それが今日の中国だ。(矢板明夫)

サンケイ外信コラムより引用---------

この記者は中国で医者に行ったこと無いのかな。ああ腐っても日本の新聞社だ、指定の病院では後払いで治療してくれるのだろう。
中国ではほとんどが前払いです。病院だけでなく、月極新聞や牛乳、商売でも現金取引が基本。政府ですら手形不当たり平気です。
医者が外国人だから後払いでもいい、となることはたまにあるが、あまり期待はしない方がいい。旅行者で現金を持たず、キャッシングだけで過ごしている者も多いが、現金の持ち合わせがないとたいへんな事になることがある中国旅行、注意しましょう。

中国経済の真実



2010年7月16日(金)13:43 | トラックバック(1) | コメント(0) | 極東アジア | 管理

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