タイのメーホンソン |
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| 数年前、タイのビルマ国境の僻地、メーホンソンに行ったことがある。当時は僻地割引で飛行機が片道千円ほどで乗ることができた。ちなみにバスでは六百円くらいで8時間かかってしまう。バスも飛行機もチエンマイから。今は僻地割引はないようだ。 もちろん安いので予約が難しいし、有視界飛行なので天気が悪かったらすぐに欠航。天気のいい日にかかわらず飛ばないことがある。春先の焼畑の煙で視界が悪くなるためのようだ。
偶然泊まったゲストハウスで秘密のツアーを募集していた。客が4人以上集まらないとツアーは中止になるので、何日か前から泊まっている日本人に誘われた。 値段はけっこう高いが、本来なら外国人が絶対にできないツアー、長首族の村にホームステイする、というものだった。 長首族、たまにテレビにやっているが、彼女らはもともとシャン族の一氏族、本来はビルマに住んでいるのだが、逃げてきていた。そして難民キャンプは国境の近くにあり、外国人がこの場所で夜を過ごしてはいけない。 ゲストハウスのオーナーは長首族の世話をしており、顔が利くようだ。
着いて入場料を600円ほど払い、難民村を見学する。粗末な藁葺き、ベニヤ板の小さな家が山の斜面に並んでいる。ポストカードなどを売っているこれまた小さな売店に首の長い少女が二人くらい並んで座っている。こちらを見るとにっこりと笑うが特にこれを買えのようなことは言わず、黙ってにこにこしている。彼女らはかなり美形だ。ビルマ人は混血がすすみ美形が多いが、彼女らもそうなのだろう。その上首にまく真鍮のためだろうか、小顔である。写真は自由に撮ることができる。もちろんその代わりに何かを買う。
その村まで、ピックアップトラックで行ったので、子供たちを少し離れた川まで連れて行くことになった。この村の近くには水浴びのできる場所がない。子供たちの人数が多いので、2回に分けて行くことになった。第一陣、子供たちが乗り込んだ。皆、女の子達だ。男の子たちはおとなしく立っている。 あれ、日本なら逆だろうに。オーナーに聞くと、この村で金を儲けているのは彼女たちがいるからだ。子供でもそれくらいのことはわかる、と言う。うーん、やっぱり金を稼ぐほうが偉いのか。
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2006年6月7日(水)02:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | レジャー・旅行 | 管理
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