高山病 |
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| エベレスト街道のカラパタール手前の宿(標高5000くらい)で途中で一緒になった日本人カップルの女性が酷い高山病になりました。 顔が倍ぐらいにはれ上がり、うわごとを言っている。彼らはガイドとポーター付きのの贅沢な旅行。ガイドにどうするのかと聞くと明日の朝までもたないだろう。半分以上の可能性で死んでしまう。今から(夜9時ごろ)降ろす、と。 ガイド(8000峰に登った経験もあり)が担いで降ろしました。後にカトマンズで、その死にかけた女性に会い、あの時のことを聞くと、彼女はうわごとを言っているのを聞いている自分がいて、ああ、これで死ぬんだなと思ったそうです。 たっぷりの水分を取るようにとアドバイスはしたのですが、やっぱり女性はトイレの問題もあるし、難しいですね。 たっぷりの水分の意味は3リットル以上です。 高山病は血管内に赤血球が異常に増え、毛細血管が詰まることから起こる病気です。だから大量の水分を取って血を薄めるのです。赤血球が増えるのは高山で酸素不足の細胞にたくさんの酸素を送ろうと、肝臓にたくわえられている赤血球を放出するから。 つまりアレルギーと同じ、過剰反応なわけね。
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2006年6月18日(日)00:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 健康 | 管理
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