蛍 |
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| 私の住んでいるアパートのすぐ横を高野川が流れている。鴨川の支流でありけっこう大きな流れだ。だから蛍は少ない。蛍は広い川では幼虫が鯉や鮒に食われてしまうので、あまりいない。せせらぎにいるようだ。もちろん高野川にも少しだが蛍はいる。仕事で遅くなって早く帰ろうと急いで川岸を歩いている時、蛍が私の前を横切ったらうれしくなって、その日のビールはうまい。 そんな京都だが、森鴎外の有名な小説の「高瀬川」の舞台になった高瀬川の四条を下がった所に蛍が居たのはほんの数年前だ。京都唯一の繁華街の河原町の近くにだよ。 飲み疲れて店を出てぼーっと蛍を見ていたことがあったなあ。 でも今は道がきれいになって、明かりも増えたので蛍は居なくなった。少し悲しい。
異国で見た蛍はよく覚えている。夏のポカラは蛍がきれいだったなあ。蚊も多かったけどね。 夏のバリ島のウブドゥも蛍が舞っていたなあ。それを見ようと部屋を出ると、窓にへばりついたのはヤモリではなく、のぞきの現地人だった。すごいスピードで逃げていったけど、宿の従業員と似ていたなあ。
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2006年6月26日(月)01:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 京都 | 管理
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