今日も旅天気
 
アジア大好き。共産党は大嫌い。
 



中国での生活

 中国で生活していたのはもう10年近く前のことだから変化の激しい今の中国にはあてはまらないかもしれない。しかし人間の生活習慣はそう簡単に変わるものではない、かとも思う。
 私たち夫婦が生活したのは中国の南、雲南省の昆明である。南に位置するが標高が1900メートルくらいあるので気候は温暖、空気は乾燥して過ごしやすいところである。昆明は別名「春城」と呼ばれている。一年じゅう春のようだから。といっても1月や2月はとても寒い。北京に比べたら暖かいだろうけどね。でも室内は暖房されている北京より寒いだろうね。
 昆明は氷点下にこそほとんど成らないが、たまに雪が降る。雪は3年に一度くらい振り、10年に一度くらい積もるらしい。この時期に行く人はくれぐれも冬の服装を忘れないようにね。
 その少ない降雪に遇えば幸運だ。地元の人は言う。「昆明は500年に一度しか雪が降りません。あなたはとても幸運です」もちろんリップサービスです。
 この昆明、東北地方や北京出身者が以外に多い。気持ちはよくわかる。中国の北部は寒いからなあ。

 中国での生活の基本は前払いだ。新聞や牛乳の月ぎめ契約も勿論先にお金を払う。ちなみに当時の昆明では月ぎめでも部屋までの配達は無く、指定された場所に決まった時間に取りに行くのである。
 中国人は後払いでは払わない。かつて日本のリース会社がこぞって中国に進出したが、今は全部撤退した。中国人は借りてながらお金を払わない。機械を引き取りに行くと妨害したり、ひどい時にはすでに売り払っていたり。公安に届けても彼らは地元企業の味方だから、何もしてくれない。

 中国人の性格はとにかく大雑把だ。中国では馬馬虎虎(マーマーフーフー)と言う。
 ある日、水道の配管に小さな穴が開いたので、大家に頼んで修理工を呼んでもらった。手ぶらで来た(これも信じられんけど)彼は、テープは無いかと言う。ガムテープを貸してやるとそれを配管に巻きつけて終わり。私らはそれを応急処置だと思い、次はいつ来るのだ、と聞いた。配管にも種類があるだろうから取り寄せるのに時間がかかるかもしれない。 
 ところが彼が不審な顔で、終わったと言う。おいおい、ガムテープを巻くぐらい誰でもできるぞ。まして我が家のテープじゃないか。
 一時が万事である。私らの借りていた部屋はけっこうきれいな壁紙を張っていた。日本なら同じ方向から、つまり全ての壁紙を上から下に向かって張る。模様の方向があるから。ところがその壁紙は上から下、下から上、また上から下に張ってあり、当然模様は合っていない。日本じゃ金もらえんぞ。
 電気工事のときも壁紙を剥がして、そのまま。学校から帰ってきたら壁紙は大きく垂れ下がっていた。大家が監督したのだから文句を言えよ。



2006年4月20日(木)20:43 | トラックバック(0) | コメント(1) | 極東アジア | 管理

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コメント

 1: 3回行きました

雲南省はいいですね。

 by worldwalker | HP | 2006年4月25日(火)02:44


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